プロジェクトの概要
本プロジェクトではQRコードのデコード/エンコードライブラリをGPL v2の下で開発・配布します.本プロジェクトの究極の目標は QRコードに埋め込まれた全ての情報を世界中のプログラミング可能な機器で自由に利用できるようにすることです. QRコードはJIS-X-0510,またISO/IEC18004の下で定められた工業規格です .
現在の開発状況
- Java(J2SEおよびJ2ME MIDP2.0/CLDC1.0) で実装されたデコーダが利用可能です
- リードソロモン符号とBCH符号による誤り訂正をサポートします
- 携帯電話のカメラなどで撮影された画像の読み取り性能を向上させるために,いくつかの前処理を行います
- ノイズの除去
- QRコードの画像上の傾き自動認識
- いくつかのサンプルアプリケーションを提供します
- CUI
- GUI
- MIDlet (携帯電話版Javaアプリケーション)
- Java Media Framework(JMF)とPCカメラ(Webカメラ)によるリアルタイムQRコードリーダー
TODO
- リードソロモン誤り訂正処理のバグの解消
- マイクロQRコードのサポート
ユーザによるソフトウェアなど
本ライブラリはいろいろな領域で利用実績があります。
- Barcodes as URLs (iPhoneでのQRコード読み取りについて) by Kevin Chiu氏, コロンビア大学
- iPhone 2d barcode reader) by fyzle 氏
- QRコードリーダを利用したエンタテイメントシステム, 九州工業大学大学祭, 2005 (および その報告) by Cutie 氏
- J2MEQRCode: J2MEをサポートする携帯電話で動作するQRコードリーダーおよびQRコード作成ツール by GuoQing Hu氏
- Vodafone 702NK(NOKIA 6630)で動作するQRコードリーダー by Windstorm氏
- QRコードをデコードして結果をJSONPで返すCGIを作成するレシピ by 小飼弾 氏
- QRCodec: auの一部の携帯電話向けのQRコードリーダー by 山家雄介
(もしあなたが開発したアプリケーションがあったらお知らせください.ここで紹介させていただきたいと思います)
他言語への移植版
- CodeProject: Open Source QRCode Library. Free source code and programming articles
- バージョン0.8を基にしたC#移植版 by ThoughtWorks氏 (Homepage) .NET Compact FrameworkをサポートしたWindows Mobile搭載のモバイル機器で動作するようです
スクリーンショット
GUIアプリケーションの例
参考文献と規格書
- About 2D Code | QR Code.com
- QRコードの一般的な情報
- JISC: Japanese Industrial Standards Committee
- QRコードの規格書(JIS-X-0510)はこのWebサイトから閲覧できます.
- ISO/IED 18004:2006
- ISO版のQRコード規格書は以下のページから購入出来ます.
クレジット
QRコードのデコーダの誤り訂正部分に,Masayuki Miyazaki(m-miyazaki)氏によるリードソロモン符号デコーダを利用させていただいております.ありがとうございます.
連絡先
本プロジェクトに対するフィードバックは プロジェクトフォーラム か または yanbe __at__ users.sourceforge.jp (プロジェクトリーダー兼メイン開発者)にお願いいたします.